野田泰博さんは、サラリーマンとしてのビジネス活動、町会議員としての政治活動、そして利根川の恵まれた自然の中で遊ぶことも、全部ひっくるめて生きようとする愉快な人です。豊富な社会経験に、外国生活も長く、ボーイスカウト活動の経験もありボランティア精神に富んだ人物であります。
1947年生まれの59歳。野田さんは、昭和58年に栄町に家を建てて栄町住民になりました。それから自治会活動を通じて地域の人々との付き合いの楽しさを覚え、サラリーマンのまま1992年に町議選に立候補・当選しました。市民としての政治活動を認めてくれる会社に転職した上での立候補でした。
野田さんは、一時は外交官になりたいと思って中央大学法学部政治学科に進んだそうです。学生時代に休学して三年間ドイツ留学しています。ドイツへの関心は、小学校の先生の影響だったそうです。結局、大学生活は7年間にわたり、復学して専門の勉強に打ち込んだのですが、ドイツ商工会議所や西ドイツ政府の青少年省の通訳としても活躍した多能多彩な人材です。
私は、野田さんとはかれこれ6年の家族ぐるみの付き合いです。野田さんの人好きのする笑顔、きらっと光る筋の入った真の心、間違ったことは嫌いで、住民のためならば命も惜しまず、突き進む行動力に惚れた一人であります。付き合えば、付き合うほど味のある方であります。決して外見(?)で判断してはいけません。
野田さんは民主党で、私は無所属ですので、党派は異なりますが、地方政治は人物本位の世界です。国政の場合、人物だけでは正直言って何も政策実行できないのが現実であります。それに比較して、県や市町村の地域密着の政治には人物が大事です。
野田さんは、栄町の旧態依然とした行政に「サラリーマンとしての常識」を盾に敢然と立ち向かい、それがために懲罰動議5回の勲章付き、敵も多く抱えていますが、信念を曲げず、がんばっている人です。私も、住民のためであれば、党派は関係なく、しばしば村長はじめ行政に苦言を呈してきました。そんなところも似ているかと思います。
選挙の時だけうわべで良いことを言い、当選したら何もしない議員が多いのは残念ながら事実です。県会議員ですと、数年に一回くらい一般質問するだけです。野田さんは栄町の議員として現在4期目ですが、これまでに120号を超える「栄町見聞録」というリーフレットを発行し続け、住民に対し議会活動などの報告をちゃんとやっています。
また最近では全国組織の団塊ネット(団塊世代を地方議会に送るネットワーク)を立ち上げ、その共同代表も務めるユニークな人物です。定年を迎える団塊世代が、会社から解放され、いまこそ学生運動の闘志を社会に向け再燃させるときだというのです。「会社」から「社会」へと。
その野田さんが、来年4月の地方統一選挙で千葉県議会議員に出るという意志を固めたと聞きました。きっと、印旛沼の環境問題など手つかずの問題を取り上げ、マンネリ化した県政を打破する新風となってくれることでしょう。
(印旛村議会議員 国嶋久善 2006.12.25記)
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